【浜松市】法定冷媒漏洩点検の事例|40馬力スクリューチラー(チリングユニット)

①依頼背景

浜松市内の工場に設置された大型チリングユニットの冷媒漏洩点検のご依頼をいただきました。日々稼働する設備では、停止が生産ラインに大きな影響を与えるため、法定点検としての確実な実施と兆候の把握が求められる現場です。特にスクリュー圧縮機搭載機は構造が複雑で、点検そのものにも段取りと知識が重要になります。


②概要(場所・症状・対象設備)

【場所】 浜松市/工場
【ご依頼内容】 法定冷媒漏えい点検(定期点検)
【対象設備】 スクリュー圧縮機搭載チリングユニット(40馬力)
【設備の特徴】

  • 大型の業務用チラー構成
  • スクリュー圧縮機・複数の冷媒流路
  • 冷媒循環系統が複雑

年数が経過した設備ほど、図面や配管取り回しの“性格”を読み解く必要があり、兆候の拾い上げが精度の差を生みます。


③診断(点検前の確認)

冷媒漏えい点検は「測って終わり」ではなく、安全性と再現性を担保するための準備が肝です。今回の点検前に優先した確認事項は以下の通りです。

  • 対象機器の仕様と系統把握(冷媒種類、配管構成)
  • 目視による兆候の拾い上げ(油じみ、腐食、結露痕、振動痕)
  • 運転状況の把握(稼働条件、停止タイミング)
  • 立会い確認と安全動線の確保

特に大規模設備では、事前段取りの精度が点検の品質を左右します。


④原因特定(漏えい箇所の絞り込みの考え方)

冷媒漏えい点検の目的は、漏えい有無の確認と疑わしい箇所の絞り込みです。代表的な漏えい発生ポイントとしては次が挙げられます。

  • 冷媒配管の継手・フレア・ろう付け部
  • バルブ・サービス口・キャップ部
  • 熱交換器周辺
  • 内部配管の取り回し部(振動・干渉)

年数が経った設備では、見た目に出ない“じわり”漏えいも存在するため、兆候を丁寧に拾い上げることが重要です。


⑤修理方針(点検後の進め方)

点検の結果、もし異常兆候が確認された場合には、以下の観点から是正方針を整理します。

  • 影響度(停止リスク/漏えい規模の推定)
  • 是正方法(部分補修/部品交換/更新検討)
  • 工程(停止時間、養生、復旧確認手順)

今回の点検は必須確認事項と記録作成を確実に行い、次回点検までの管理が回る状態をゴールに設定しました。


⑥作業工程

  1. 対象設備の仕様・系統確認(銘板、配管構成)
  2. 機器周辺の安全確認(感電、巻き込み、高温部位等)
  3. 目視点検(油じみ、腐食、結露、振動痕)
  4. 重視ポイントの確認(継手、バルブ、サービス口)
  5. 制御・電装系の状態確認
  6. 点検データの記録(後で追える情報として残す)

古い設備ほど、配線一本や端子一つの意味が重く、確認に手を抜けません。

⑦結果確認(作業完了)

点検として必要な確認を完了し、点検記録が管理用データとして確実に残る形で整理しました。設備担当者にも状況を共有し、次回点検までの注意点を含めて運用上の不安が残らない状態としています。

点検後は、記録と状況整理まで完了し、設備管理として次に取るべき判断が明確な状態で引き渡しています。


⑧判断ポイント・同様の症状でお困りの方へ

冷媒漏えいは初期段階では目立ちません。兆候を見逃さないことが重要です。以下のような状況があれば、早めの対応をおすすめします。

  • 冷え(能力)が以前より低下
  • 立ち上がりに時間がかかる/運転が不安定
  • 油じみ、腐食、結露痕が進行している部位がある
  • 点検データが残っておらず状態変化が追えない

浜松市周辺で、チラー/チリングユニット/業務用空調の冷媒漏えい点検や点検後の是正対応(補修・更新判断)でお困りの方は、現場状況を踏まえた“止めないための整理”から対応いたします。