空調設備修理|160kg全密閉レシプロ圧縮機交換作業
木枠入りで来るこの圧縮機は160kgくらいありまして、とてつもなく重いです。
通称『6T』と呼ぶのですが、車に積み込むだけでもヒーヒーです。。
木枠をばらすとこんな感じで、アンロード電磁弁が横についてます。
吸入管、吐出管ともフランジ接続なので唯一そこが救いです。
ただ、なかなか綺麗に収まらないので、苦戦するのは間違いありません。
室内機まで持ってくるだけで強烈に大変です。
回収ポートがないため吸入側の3分のポートから治具を使い冷媒回収していきます。
こんな感じで、電装品にサンドイッチされた状態ですし詰めで機内に入ってます。
だいたい太い電源線も邪魔するので、ほぼ全バラシしてからの取り外しです。
これが圧縮機を取り外した状態です。
壁と機械の隙間が30cmほどしかなくほぼ腕だけの状態で一人で160kgを持ち上げて出しました。
普通は櫓を組んでチェンブロを使って引き揚げます。
完全に重量屋さんの出番なのですが、160kgくらいなら持ち上げれるなってことでそのままやりました。
日頃のデッドリフトが仕事に生きてきます。
ちなみにこの裏側に大きな四路切換弁があるのですが、こんなのどうやって変えるの?ってくらい難易度が高いです。
いつもこれだけは壊れませんようにと願ってます。
こんな感じで仕上げて完成です。
この機内に圧縮機を入れていくのも物凄く大変でした。
重すぎてびくともしません。
あとは試運転前にベルトの張りなども見ておきます。
全密閉式のレシプロ圧縮機なので、オーバーホールができないタイプです。
もう日本にもあと数個レベルのメーカー在庫です。
とても貴重な経験でした。
業務用・設備用空調機の修理・更新工事・保守メンテナンス・冷媒漏洩点検・薬品洗浄を事業としております。
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・一級冷凍空気調和機器施工技能士
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