【浜松市】エアコン修理の事例|20馬力設備用(RZYCP280MR×2)L9異常|インバータ圧縮機+基板交換で復旧

①依頼背景

浜松市内の工場にて、エアコン修理を実施しました。
今回は、ダイキン工業製の設備用エアコンで不具合が発生し、修理のご依頼をいただいてます。
設備用は負荷が大きく、停止すると現場への影響も出やすいため、原因の切り分けから復旧確認まで“管理できる状態”に戻すことを前提に対応しました。


②概要(場所・症状・対象設備)

【場所】浜松市/工場
【対象設備】ダイキン工業製 設備用エアコン(室内機1台 20馬力)
【型式】RZYCP280MR × 2台
【症状】L9異常
【状態】インバータ圧縮機 起動不良


③診断(点検前の確認)

まず、異常内容(L9)と現象(起動不良)を基点に、電装・制御・圧縮機のどこで止まっているかを整理しました。
この機種は、制御基板を外すとインバータ関連の基板が確認できる構成のため、基板類の状態と交換可否、配線の違い(代替品)まで含めて事前に段取りを組みました。


④原因特定(故障箇所の切り分け)

診断の結果、主因は インバータ圧縮機の起動不良 と判断しました。
あわせて、長らくメンテナンスされていない状況も踏まえ、インバータ系統の安定性を確保するために、関連基板(インバータ/ファン用インバータ/制御)の交換も同時に進める方針としました。


⑤修理方針(点検後の進め方)

方針は以下です。

  • 冷媒を適正に回収し、安全に作業できる状態を確保
  • インバータ系の基板類を交換(代替品による配線差分も整理して対応)
  • インバータ圧縮機を交換
  • 溶接部の仕上がりを確認し、真空乾燥→冷媒充填
  • PC接続・チェッカーで試運転し、正常運転を確認

この手順で「直った」ではなく、「安定して回る」状態まで持っていきます。


⑥作業工程

PC接続・チェッカーで試運転、運転データ確認

冷媒回収作業

制御基板取り外し、インバータ基板/ファン用インバータ基板の確認

ファン用インバータ基板の交換(メンテ不足のため同時更新)

インバータ基板の交換(代替品による配線差分に注意)

制御基板の交換(樹脂ケーシングは経年劣化で割れやすいため慎重に作業)

インバータ圧縮機の交換(クランクケースヒータ部も含めて状態確認)

圧縮機吸入管など配管部のロウ付け溶接、施工状態の確認

防音材巻き、真空乾燥、冷媒充填

⑦結果確認(作業完了)

基板類とインバータ圧縮機の交換、真空乾燥・冷媒充填後に試運転を実施し、正常運転を確認しました。
設備用は運転条件が厳しいため、復旧時点でデータ確認まで行い、現場として安心して運用に戻せる状態に整理しています。


⑧判断ポイント・同様の症状でお困りの方へ

L9異常や圧縮機起動不良は、単純な部品交換で片付かず、制御・インバータ系の要素が絡むケースがあります。特に設備用は、止められない現場ほど「原因の切り分け」と「復旧後の確認」が重要です。

  • エラーが出て起動しない/起動が不安定
  • 圧縮機が立ち上がらない
  • インバータ系統の更新や配線差分で手が止まっている
  • 設備用で、止められる時間が限られている

浜松市周辺で、業務用・設備用エアコンの修理(圧縮機交換、基板交換、冷媒回収・充填、試運転確認)まで必要なケースは、現場条件を踏まえて段取りから対応します。