業務用エアコンでブレーカーが落ちる原因は圧縮機の絶縁不良か|ダイキン製ビル用マルチを圧縮機・電装品交換で修理した事例【浜松市】
業務用エアコンでブレーカーが落ちる時は、単なる電装品トラブルではなく、圧縮機側の絶縁不良が進んでいることがあります。
この状態をそのままにして再投入を繰り返すと、停止を繰り返すだけでなく、復旧判断も遅れやすくなります。だからこそ、電気系の見え方だけで終わらせず、どの部位が原因かを切り分けることが重要です。
今回は浜松市にて、ダイキン製ビル用マルチエアコンでブレーカーが落ちるとのご相談をいただきました。点検の結果、圧縮機側に絶縁不良を確認し、圧縮機と電装品の交換を実施。冷媒回収、分解、ろう付け復旧、試運転調整まで進めた修理事例です。
①依頼背景
浜松市の現場より、業務用エアコンでブレーカーが落ちるとのご相談をいただきました。
ブレーカー落ちは、現場では
「電気系が悪いのではないか」
と見られやすい症状です。
ただ、業務用エアコンでは圧縮機そのものの絶縁不良が原因になっていることもあります。
今回も、単なる通電不良として処理するのではなく、どこに原因があるのかを切り分け、必要な修理まで進める前提で対応しました。
②概要(場所・症状・対象設備)
【場所】浜松市
【症状】ブレーカーが落ちる
【対象設備】ダイキン製 ビル用マルチエアコン
今回のポイントは、単なる電装トラブルではなく、圧縮機側の絶縁状態まで確認する必要があったことです。
ブレーカー落ちという結果だけを見ると原因を狭く見誤りやすいため、電気系と冷媒系の両面から状態を整理することが重要になります。
③診断
現地確認では、まずブレーカーが落ちる状況を整理し、そのうえで原因部位の切り分けを進めました。
こうした症状で大切なのは、
・本当に圧縮機が原因なのか
・電装品側にも影響が出ていないか
・応急復旧で済むのか
・交換まで必要なのか
を早い段階で整理することです。
今回の記事内容では、圧縮機側に絶縁不良を確認しており、あわせて電装品交換まで実施しています。つまり、単なる軽微な通電不良ではなく、部品交換を前提に進める必要がある状態でした。
④原因特定
今回の主因は、圧縮機側の絶縁不良です。
圧縮機の絶縁が落ちると、通電時にブレーカーが落ちる原因になります。
この状態では、一時的に電源を戻しても根本は解決していません。
今回の修理で重要だったのは、ブレーカー落ちを単なる電気的不具合と見なさず、圧縮機の状態まで確認して、交換が必要なレベルの不具合として整理したことです。
さらに、電装品もあわせて交換しているため、関連部まで含めて復旧を組み立てた事例といえます。
⑤修理方針
今回の方針は、絶縁不良が出ている圧縮機と関連電装品を交換し、設備を安定して運転できる状態へ戻すことでした。
そのため、次の流れで進めています。
・冷媒回収を行う
・室外機を分解し、作業スペースを確保する
・圧縮機を交換する
・必要な電装品も交換する
・ろう付けで配管を復旧する
・試運転調整を行う
業務用エアコンの圧縮機交換では、単に本体を入れ替えるだけではなく、その前後の冷媒処理や配管復旧、試運転までを一連で確実に行うことが重要です。
⑥作業工程
今回の作業は、概ね以下の流れで進めました。
・冷媒回収
・電装品の取り外し
・作業スペース確保のための分解
・圧縮機交換
・ろう付け溶接による配管復旧
・圧縮機防音材の施工
・試運転調整、データ確認






⑦結果確認
今回の対応により、ブレーカー落ちの原因となっていた圧縮機側不具合に対して、必要な交換作業まで進めることができました。
重要だったのは、
・ブレーカー落ちの主因を圧縮機絶縁不良として整理できたこと
・電装品も含めて復旧方針を組めたこと
・冷媒回収からろう付け、試運転まで一連で進めたこと
です。
単に「電源が入らない機械」ではなく、
「なぜ落ちるのか」「どこを交換したのか」
が整理できた点が、この事例の価値です。
⑧判断ポイント・ご相談について
今回の事例で重要だったのは、ブレーカー落ちを軽い電装不良として終わらせなかったことです。
業務用エアコンで次のような症状がある場合は、早めの点検をおすすめします。
・ブレーカーが落ちる
・再投入してもすぐ停止する
・圧縮機不良を疑っている
・ダイキン製ビル用マルチの復旧方法に迷っている
・修理か更新かも含めて判断したい
こうした症状は、応急復旧を繰り返すより、原因部位を早めに切り分けた方が結果として早く安定します。
同様の症状でお困りの方は、京匠技研株式会社までご相談ください。

