浜松市 業務用エアコン修理|介護施設の天井カセット「ガラガラ異音」|送風ファン系不良を切り分けて復旧
① 依頼背景
浜松市の介護施設様より、「室内機からガラガラ音がする。運転はできるが音が大きく、入居者様の環境に影響が出るため早急に見てほしい」とご連絡をいただきました。
異音は、放置すると送風系の損傷拡大や停止につながるケースもあるため、原因の切り分けを優先して対応しました。
② 概要(場所・症状・設備)
【場所】 浜松市(介護施設)
【症状】 室内機運転中に「ガラガラ音」/風は出るが異音が継続
【対象設備】 業務用エアコン(天井カセット形)室内機 1台
【メーカー】 ダイキン工業製
【運転への影響】 騒音による環境悪化/継続運転で故障拡大リスク
③ 診断(一次診断〜切り分け)
まずは異音の発生条件(冷房/暖房/送風、風量、起動直後/安定後)を確認し、音源の方向性を把握します。
次に、以下を順に切り分けました。
- 吸込み・吹出し側の異物/干渉(グリル、フィルタ、ルーバ、化粧パネルの接触)
- 送風ファン周辺の干渉(ファンの偏芯、変形、固定部の緩み)
- ファンモータ起因の異常(軸受劣化、軸ブレ、回転ムラ)
- ドレン系の共振/干渉(配管・ドレンパンの当たり)
分解点検の結果、送風ファン系の回転部に違和感があり、運転条件で異音が増減することを確認しました。
④ 原因特定
異音の主因は、送風ファン系の摩耗(回転部のガタ)と、モータ側の軸ブレが重なり、特定回転域で共振・干渉が発生していたことでした。
この状態での継続運転は、ファン破損やモータ焼損、最終的な停止につながる可能性があるため、部品交換前提で復旧方針を組み立てました。
⑤ 修理方針
- ファンモータ単体交換だと、摩耗したファン側が残り、再発リスクが残る
- ファンロータ側のみだと、モータ軸受の劣化が残り同様に再発し得る
以上より、今回は再発防止を優先し、ファンモータ+ファンロータの同時交換で復旧する方針としました。
⑥ 作業工程
- 安全確認(電源遮断・復電防止・周辺養生)
- 化粧パネル取り外し、内部点検(干渉・緩み・異物確認)
- 送風ファン系の分解、摩耗/ガタ/偏芯の確認
- ファンモータ取り外し、取付部・固定状態の確認
- ファンロータ取り外し(損傷・変形の有無確認)
- 新品部品取付(芯出し、固定、回転抵抗の確認)
- 組立(配線復旧、結束、復旧後の干渉確認)
- 試運転・データ採取(風量、運転電流、振動、異音)
- 最終確認・清掃・引き渡し





⑦ 結果確認(復旧後のチェック)
- 異音:解消(風量変更・連続運転でも再現なし)
- 振動:許容範囲で安定
- 運転電流:規定内
- 風量・吹出し:正常
- 再発リスク:送風系主要部品を同時交換し、低減
⑧ 判断ポイント・ご相談の目安
「ガラガラ音」「ゴロゴロ音」「キュルキュル音」などの異音は、“動いているから大丈夫”ではなく、止まる前のサインであることが多いです。
特に介護施設・医療施設・商業施設では、停止がそのまま環境トラブルに直結します。
同様の症状でお困りの方は、**症状の出方(いつ・どの運転で・音の種類)**だけでも整理していただければ、原因の切り分けと優先順位付けまで含めて対応可能です。

