浜松市で業務用エアコン修理|天井裏ダクト型10馬力の送風停止、ファンモータ固着を交換復旧

①依頼背景

浜松市内の施設様より、天井裏埋込ダクト型(10馬力)室内機の送風が安定しない/止まるとのご相談をいただきました。
天井裏機器のため、目視できず「原因が分からないまま運転継続」になりやすい案件です。まずは現地で、停止要因を切り分けて復旧方針を組み立てました。


②概要(場所・症状・設備)

【場所】
浜松市(施設)

【症状】

  • 送風が止まる/送風が出ない状態がある
  • 状況によっては異音や風量低下につながる可能性

【設備】

  • 業務用エアコン 室内機:天井裏埋込ダクト型
  • 能力:10馬力クラス
  • 天井内高さ:約4m、周辺に配線・配管・スプリンクラー等が存在

③診断

点検では、室内機のブロワー(送風系)側に異常兆候を確認。
送風系は「回らない」「回っても弱い」「負荷が増える」「異音が出る」など、症状の出方が複数パターンになりやすい領域です。

今回は分解点検にて、送風機構を重点的に確認し、以下を中心に判断しました。

  • ファンモータの回転状態(固着の有無)
  • ブロワー(シロッコファン)の腐食・変形・干渉跡
  • 異物噛み込みやバランス崩れの兆候
  • 天井内環境(湿気・粉塵等)による劣化進行の可能性

④原因特定

分解の結果、主原因は**ファンモータの固着(2台)**でした。
さらに、ブロワー(シロッコファン)側にも腐食が進んでおり、羽根の欠損・劣化を確認しました。

  • 直接原因:ファンモータ固着(2台)
  • 併発要素:シロッコファンの腐食進行(羽根欠損あり)
    ※現時点ではモータ交換で復旧可能だが、ファン劣化が進行すると将来的に交換が必要になるリスク

⑤修理方針

復旧優先と再発リスクの両面から、今回は以下の方針としました。

  1. ファンモータは2台とも交換(固着のため修理より交換が確実)
  2. シロッコファンは状態確認の上、現時点は再使用
     ただし羽根欠損・腐食があるため、今後の更新判断材料として劣化状態を共有
  3. 天井内の干渉物(配線・配管・スプリンクラー)を踏まえ、安全第一で脱着手順を固定
  4. 復旧後は、風量・異音・振動の3点を必ず確認して完了判定

⑥作業工程

  1. 作業範囲の安全確認(天井内高所/周辺設備干渉の確認)
  2. アクセス確保・養生、配線/配管/スプリンクラー周辺の接触リスク回避
  3. ブロワー系部品の取り外し(天井内での脱着手順を固定)
  4. 固着したファンモータ2台を取り外し
  5. 新品モータへ交換、組込み・締結・固定状態の確認
  6. ブロワー(シロッコファン)の状態点検(腐食・欠損・干渉の有無)
  7. 復旧組立後、試運転(回転方向・風量・異音・振動を確認)
  8. 最終確認、現場復旧、清掃・片付け
浜松市 業務用エアコン修理 天井裏埋込ダクト型 室内機全景
天井裏ダクト型室内機 ファンモータ固着 腐食状況
熱交換器点検 天井裏ダクト型室内機 送風不良診断
シロッコファン 腐食 羽根欠損 劣化状態
ファンモータ交換後 組込み完了 送風確認 試運転
ファンモータ交換後 組込み完了 送風確認 試運転 2台

⑦結果確認

モータ交換後、送風は安定し、正常運転を確認しました。
併せて、異音や振動の有無、風量感の戻りも確認し、復旧完了としています。

【確認項目】

  • 送風の立ち上がり(起動性)
  • 風量の安定
  • 異音・振動の有無
  • 天井内干渉(擦れ・接触)の有無

⑧判断ポイント

今回のように、天井裏のダクト型室内機は「見えない場所」で劣化が進み、症状が分かりづらくなります。

次のような症状が出たら、送風系(ファンモータ/ブロワー)を疑う価値があります。

  • 風が出ない/風が弱い(風量低下)
  • 運転はしているのに効きが悪い
  • 異音(擦れ・うなり・周期音)が出る
  • 送風が止まる、復帰するを繰り返す

また、腐食が進んだファンは、運転が戻っても羽根欠損→バランス崩れ→振動増大の流れで二次トラブルにつながることがあります。
「今回は復旧できたが、次の更新判断が必要か」を含めて整理すると、結果的にムダな出費を減らせます。

同様の症状でお困りの方は、現地で“止まる理由”を切り分け、修理か更新かを根拠付きでご提案します。
(対応エリア:浜松市・磐田市・湖西市周辺)