浜松市|3馬力 天井カセット形 業務用エアコン 冷えない・異音がする|電子膨張弁(電動弁)コイル不良+ファンモータ異音を改善

①依頼背景

浜松市の事務所にて、業務用エアコン(天井カセット形・3馬力)のメンテナンス兼点検のご依頼をいただきました。
症状は「冷えない/暖まらない」といった冷暖房の効き不良で、運転はできるが体感として明らかに能力が出ていない状態でした。

②概要(場所・症状・設備)

【場所】浜松市/事務所
【症状】冷暖房の効き不良(温調不良)、室内機からの異音あり
【対象設備】天井カセット形(天カセ)/3馬力クラス/業務用エアコン

③診断

まず「効き不良」の定番要因(冷媒系・風量系・制御系)を順に整理して、現場で判断できるデータから潰していきます。

  • 体感不良が「冷房だけ/暖房だけ」ではなく、冷暖房どちらにも波及している
  • 風量系の違和感(異音)も併発している
  • 温調が安定せず、能力が乗らない(冷媒流量制御の疑いが強い)

この条件から、制御側の要である電子膨張弁(電動弁)まわりを重点確認。あわせて異音の発生源を追い、室内ファンモータの状態も確認しました。

④原因特定

原因は2点です。

  1. 電子膨張弁(電動弁)コイル不良
    コイル不良により弁の動作(冷媒流量制御)が成立せず、結果として冷媒がうまく流れない=**温調不良(能力が出ない)**の状態になっていました。
  2. 室内ファンモータの異音
    軸受け(ベアリング)系の劣化が疑われる異音で、放置すると停止や二次不具合(振動増大、部品干渉、汚れの巻き上げ)に繋がります。
    今回は症状が出ている以上、同時に手を入れる方がトータルの停止リスクを下げられます。

⑤修理方針

  • 温調不良の主因である電子膨張弁(電動弁)コイルを交換し、冷媒流量制御を正常化
  • 併発している異音要因として室内ファンモータも同時交換し、運転安定性を確保
  • 分解復旧のタイミングで、干渉・締結・配線取り回し・ドレンまわりも合わせて点検し、再発要因を残さない

「一旦動いた」で終わらせず、“正常なデータで回っている”状態まで戻すことを完了条件に設定しました。

⑥作業工程

  • 電源遮断・安全確認(感電/誤作動防止)
  • 天井カセット室内機の分解(点検口側から順にアクセス確保)
  • ドレンパン・送風系の取り外し、点検
  • 電子膨張弁(電動弁)コイル交換(結線・固定・干渉の再確認)
  • 室内ファンモータ交換(芯出し、締結、振動要因の除去)
  • 組み戻し、外観・配線・ドレン経路の最終確認
  • 試運転(冷暖房運転の反応、温調追従、異音消失、運転安定性)
室内ファンモータ 異音 交換作業 天カセ

⑦結果確認

試運転を実施し、以下を確認して作業完了としました。

  • 冷媒流量制御が復帰し、温調が安定(能力がきちんと出る)
  • 異音が解消し、運転音が安定
  • 分解復旧後の干渉・振動・ドレン系の異常なし
  • 再運転・停止・再起動でも挙動が崩れないことを確認

⑧判断ポイント

同様の「冷えない/暖まらない」でも、原因は大きく3系統に分かれます。
冷媒が足りない/風量が出ていない/冷媒流量を“制御できていない”・温調が追従しない——この切り分けが、最短復旧と再発防止の分岐点です。

今回のように、

  • 冷暖房とも能力が安定しない
  • エラーが出ない/出ても決め手にならない
  • 風量系の異音が同時にある
    といった条件では、電子膨張弁(電動弁)系+送風系を疑う優先度が上がります。

同様の症状でお困りの方へ:
浜松市周辺で、**業務用・設備用エアコンの「冷えない/暖まらない」「温調不良」「異音」**など、原因切り分けから復旧・再発防止まで整理して対応します。
「修理か更新か」を根拠付きで判断したい、停止リスクを最小化したい、というご相談も含めてお任せください。