【浜松市】ダイキンL9エラーの修理事例|圧縮機起動不良による交換作業
浜松市内の生産工場にて、業務用エアコンで「L9エラー」が発生し、点検のご依頼をいただきました。
現地確認の結果、インバーター圧縮機が過電流で異常停止しており、圧縮機起動不良として修理方針を組み立てました。
L9は、単純なリセットや一時対応で済む類ではなく、原因の切り分けを誤ると復旧が長引きます。
今回は「止まっている事実」だけでなく、周辺部品まで含めて整合を取り、再発リスクを潰す前提で作業を進めています。
ご依頼の概要(場所・症状・対象設備)
【場所】
浜松市 生産工場
【依頼内容】
ビル用マルチエアコンで L9エラーが出るため点検してほしい
【状況(現地確認)】
インバーター圧縮機が過電流により異常停止している状態
調査・診断内容(一次診断)
現地にて運転状態と異常内容を確認し、圧縮機系統の状態を重点的に点検しました。
結果として、インバーター圧縮機が過電流で停止しており、起動不良として修理を組み立てる判断に至っています。
この手の故障は、圧縮機だけ交換して終わらせると立ち上がりが不安定になることがあります。
今回は復旧後の安定運転を前提に、制御系・検出系も含めて必要な範囲を同時に整える方針としました。
修理方針(今回の考え方)
・圧縮機起動不良として圧縮機を交換
・交換後の立ち上がり・制御の安定性を確保するため、インバーター基板も交換
・検出系(サーミスタ、圧力センサ)および流量制御側(電子膨張弁駆動部)の数値ズレあり
・同時に交換し、誤検出や不安定要因を残さない
修理内容(実施項目)
・冷媒回収作業
・インバーター圧縮機の交換(載せ替え)
・制御基板の交換
・電子膨張弁駆動部の交換
・サーミスタ交換
・圧力センサ交換
・復旧後の試運転・調整










現地調査・修理作業の様子
冷媒回収作業から開始しました。
回収機に加えて、オイルセパレーターとクーリングユニットを併設し、作業条件が崩れないよう段取りを整えています。
次に、制御基板を交換しました。
この工程は「ただ付け替える」ではなく、後の確認作業がやりやすいように配線の取り回しも整理しながら進めています。
電子膨張弁駆動部、サーミスタ、圧力センサも同時に交換しました。
圧縮機系のトラブルは、交換後の挙動が不安定になると再訪問につながるため、疑わしい要素を残さないことを優先しています。
圧縮機は載せ替えを行い、ロウ付け溶接を実施しました。
仕上がりの品質がそのまま信頼性に直結するため、溶接状態を確認しながら確実に施工しています。
最後に、防音材を巻いて復旧。
試運転を行い、運転が安定していること、異常が再現しないことを確認して作業完了です。
まとめ
今回のL9エラーは、インバーター圧縮機の過電流停止による圧縮機起動不良が原因でした。
冷媒回収から圧縮機載せ替え、制御基板・電子膨張弁駆動部・各センサー交換まで一連で実施し、試運転で安定運転を確認しています。

