今の自分にできる最大の一歩
目標を立てると、
人はつい大きな一歩を踏み出そうとする。
早く結果を出したい。
一気に状況を変えたい。
理想に近づきたい。
その気持ちは自然だ。
だが、そこで多くの人がつまずく。
今の自分にできない一歩を、選んでしまうからだ。
大きな一歩が、必ずしも前進とは限らない。
背伸びをした一歩は続かない。
続かなければ、前進は起きない。
本当に意味があるのは、
今の自分にできる最大の一歩だ。
ここでいう「最大」とは、派手さのことではない。
「頑張った感」でもない。
まして、気合だけで乗り切ることでもない。
今の自分が、毎日再現できるギリギリの行動。
それが最大だ。
これを見誤ると、努力は空回りする。
初日はできる。
二日目もなんとかなる。
だが三日目で崩れる。
崩れると、人は自分を責める。
自分を責めると、次の一歩が重くなる。
問題は能力ではない。
一歩の設計が間違っているだけだ。
今の自分にできる最大の一歩とは、こういう行動だ。
無理はしていない。
だが、確実に負荷がある。
そして、明日も同じことができる。
この条件を満たしている行動だ。
小さく見えるかもしれない。
変化を感じにくいかもしれない。
だが、その一歩だけが、確実に自分を前に運ぶ。
成長は、劇的な変化では起きない。
習慣として積み上がる行動の中で起きる。
今日できたことを、明日もやる。
来週もやる。
一ヶ月後もやる。
気づいた時には、
それが「できる自分」になっている。
目標は遠くに置いていい。
だが、行動は必ず現在地から始まる。
今の自分にできる最大の一歩を選び、
それを繰り返す。
それは地味だ。
だが、最も確実だ。
才能や環境よりも、
この一歩を正確に選べるかどうかで、進み方は大きく変わる。
今日の一歩は、昨日より少しだけ前でいい。
その積み重ねが、いつの間にか目標との距離を縮めている。
だから焦らない。
だから迷わない。
今の自分にできる最大の一歩を、
今日も踏み出す。
それでいい。

