一人で現場をやる時に気を付けること
一人で現場に入っていると、判断は速くなる。
誰にも確認せず、その場で決めて、そのまま動ける。
だが同時に、視野は確実に狭くなる。
誰かがいれば、
「それ本当に大丈夫か」
「一度確認した方がいいんじゃないか」
そんな一言が入る。
だが一人だと、そのブレーキがない。
すべて自分の頭の中だけで完結してしまう。
経験があるほど、なおさらだ。
「この症状なら、たぶんここだろう」
「この作業なら、問題ないだろう」
そうやって進められてしまう。
スピードは出る。
だが、その分だけ思い込みも入りやすくなる。
実際、過去を振り返ると、
ヒヤッとした場面や、やり直しになった作業の多くは、
一人で判断していた時に起きている。
誰かと作業していれば、
事前に止められたかもしれない。
別のやり方に気づけたかもしれない。
一人でやるというのは、自由だ。
だが同時に、責任も全部自分で背負うということでもある。
だから最近は、
「自分一人で抱え込まない判断」も、
仕事の一部だと考えるようになった。
確認を入れる。
相談をする。
場合によっては、無理にその場で終わらせない。
それは甘えではなく、
事故やミスを防ぐための、必要な選択だ。
一人でできることには限界がある。
だが、誰かとつながれば、防げることも増える。
仕事を長く続けるためには、
技術だけでなく、判断の仕方も守っていかなければならない。
一人でやる現場ほど、
意識して立ち止まる。
それもまた、
安全と品質を守るための、大事な仕事だと思っている。

