順調な時ほど、不安になる理由

仕事が順調に回っている時ほど、
なぜか気持ちが落ち着かない時がある。

現場は回っている。
お客様からの連絡もある。
数字だけ見れば、悪くない。

それでも、どこかで
「この状態がずっと続くとは限らない」
という感覚が頭を離れない。

仕事が少ない時の不安は分かりやすい。
だが、順調な時の不安は、少し質が違う。

今のやり方で、本当にいいのか。
無理をしていないか。
どこかに歪みが溜まっていないか。

そういうことを、
調子がいい時ほど考えてしまう。

忙しい時は、考える余裕がない。
目の前の作業に追われて、
疑問を感じる前に一日が終わる。

だが少し余裕が出てくると、
今のやり方を客観的に見られるようになる。

そしてその時に、
小さな違和感が見えてくる。

段取りの甘さ。
時間の使い方。
体への負担。

大きな問題ではない。
だが、放っておくと積み重なっていく。

だから順調な時ほど、
不安になるのかもしれない。

このままの形で、
本当に続けていけるのか。
続けた先に、無理が出てこないか。

経営というのは、
うまくいっている時ほど、
次の壁を作っているようなところがある。

今は大丈夫でも、
同じやり方を続ければ、
いずれどこかで無理が出る。

だから、順調な時にこそ、
やり方を見直す必要がある。

大きく変える必要はない。
だが、少しずつでも手を入れておく。

段取りを変える。
時間の配分を見直す。
頼れるところは頼る。

そういう小さな調整を重ねていくことで、
次の不安が、少し先送りになる。

順調な時ほど、不安になる。
だがその不安は、
今のやり方を守るための感覚でもあると思っている。

何も感じなくなった時の方が、
きっと危ない。

だからこの違和感は、
無理に消そうとはせず、
仕事の調整に使っていきたいと思っている。