【浜松市】業務用空調機の冷媒漏えい修理事例|5馬力天井カセット形(ガス欠異常→熱交換器交換)

①依頼背景

浜松市内の事務所にて異常停止、設置された業務用空調機修理のご依頼をいただきました。停止が業務に直結するため、単に運転を戻すだけでなく、なぜ停止したかの原因を特定して再発防止につなげることが求められる現場でした。


②概要(場所・症状・対象設備)

【場所】 浜松市/事務所
【症状】 運転中にガス欠異常コードが表示されて停止
【対象設備】 業務用空調機/5馬力・天井カセット形
【設備の特徴】

  • 室内機と室外機の二室構成
  • 複数の冷媒配管経路
  • 冷媒循環系の重要ポイント多数

この種の異常は、冷媒量不足や漏えいが原因となることが多く、安易な充填は再発リスクを高めます。


③診断(点検前の確認)

修理作業では、単に症状を見るだけではなく、原因を切り分けるための準備が重要です。具体的には次の点を優先しました。

  • エラーコードの内容と現状の症状整理
  • 冷媒循環系の全体仕様確認
  • 必要な検査機材・手順の段取り
  • 安全動線と作業範囲の確保

特に、生産や日常業務への影響を最小限にするための段取りと安全確認に時間をかけました。


④原因特定(冷媒漏えい箇所の絞り込み)

ガス欠異常の原因を特定するために、冷媒漏れ検査(窒素加圧等)を実施し、漏えい箇所を絞り込みました。検査の結果、室内機内の熱交換器からの漏えいが確認され、これが冷媒量不足・ガス欠異常の要因であると判断しました。

冷媒漏えいの典型的な発生部位としては次が挙げられます。

  • 継手・フレア接続部
  • サービスポート部
  • 熱交換器本体
  • 配管取り回し部の摩耗・干渉

漏えいの発生は必ずしも目に見える痕跡だけではありません。兆候を丁寧に拾い上げることが精度を高めます。


⑤修理方針(点検後の進め方)

漏えい箇所が熱交換器であることを特定したため、熱交換器の交換を修理方針として決定しました。この判断は次の観点に基づいています。

  • 再発防止を重視
  • 部分補修では不十分な可能性
  • 冷媒充填後の復旧が安定すること

修理工程では、停止時間・安全・復旧確認の順序を整理し、効率と品質のバランスを確実に保ちました。


⑥作業工程

  • 室内機の分解(グリル・ドレンパンの取り外し)
  • 冷却ファンおよび関連部品の取り外し
  • 熱交換器の取り外し・新品への交換
  • 部品組み直しと配線・配管の戻し
  • 清掃・仕上げ(パネル類)
  • 漏えい検査(窒素加圧)→真空乾燥
  • 冷媒充填→試運転調整

古い設備ほど、配線一本・端子一つの意味が重要であり、確認に手を抜かず進めました。

5馬力の天カセのグリルを外した状態です。

化粧パネル、ドレンパンを外しファンロータ・モータを取っていきます。

⑦結果確認(作業完了)

熱交換器交換~漏えい検査~真空乾燥~冷媒充填~試運転調整まで完了し、正常な運転状態に復旧しました。設備担当者にも状況と注意点を共有し、次回以降の管理が回る状態で整理しています。

導入後すぐに稼働を戻すだけではなく、原因と対応を明確に残すことが、信頼につながります。


⑧判断ポイント・同様の症状でお困りの方へ

冷媒系トラブルは、初期ほど目立たない兆候が多いものです。

次のような状況があれば、早めの対応をおすすめします。

  • ガス欠系エラーが表示される
  • 冷房/暖房能力が低下
  • 立ち上がり時間が長い/運転が不安定
  • 冷媒配管周りに油じみや腐食が見られる
  • 過去の点検記録がなく状態変化が追えない

浜松市周辺で、業務用空調機の冷媒漏えい検査・修理・是正対応でお困りの方は、現場状況を踏まえた整理から対応いたします。