一日一日の積み重ね

大きな成果は、ある日突然できあがるものではない。

振り返ってみると、
特別な一日があったわけでもない。
劇的な転機があったわけでもない。

ただ、同じような一日が、静かに積み重なっているだけだ。

一日だけ見れば、大したことはしていないように思える。
今日やった仕事も、昨日とほとんど変わらない。

それでも、この一日を雑に扱わない。

約束を守る。
手を抜かない。
ごまかさない。
今日やると決めたことを、今日のうちに終わらせる。

それだけのこと。
だが、その「それだけ」が、差になる。

一日一日の積み重ねは、すぐに形にならない。
成果として見えるまで、時間がかかる。

だから途中で、意味があるのか分からなくなる。
やっても変わらない気がしてくる。
目に見える変化がないと、人は不安になる。

それでも続ける。

続けていると、ある時ふと気づく。

前より迷わなくなっている。
判断が早くなっている。
無理をしなくなっている。
当たり前にできることが増えている。

積み重ねは、結果より先に、人を変える。

成果は、外側に突然現れるのではない。
内側が先に変わって、後から形になる。

派手な一歩は要らない。
今日できることを、今日の基準でやる。

その繰り返しが、いつの間にか、簡単には崩れない土台になる。
土台は目立たない。
紙一枚一枚を重ねるが如く。
だが、土台があるから、上は積み上がる。

一日を軽く扱う人は、長く続かない。
一日を大事にする人は、遠くまで行く。

先のことは分からなくていい。
今の一日が、次につながっていればいい。

今日の積み重ねは、明日になって消えることはない。
目に見えなくても、確実に残っている。

だから今日も、特別なことはしない。

この一日を、きちんと終わらせる。
それを重ねていく。

それが、一番確かな進み方だと思っている。