空調設備修理|浜松市|ガス漏れによる窒素検査
ビル用マルチエアコンにてガス漏れしていたためガス漏れ検査を実施しました。
室外機側ではなく閉鎖弁を閉め現地配管~室内機にかけて漏れているところまで原因を掴んだところでした。
窒素を冷媒配管側にかけていきました。
少しずつ圧をかけていきます。
どうやらこの配管ラック内で漏れの音を確認。
断熱材をめくるとかなり銅管が腐食しているのが分かります。
漏れ箇所を切って溶接し直しました。配管サイズがたしか28.58か31.75だった気がします。
人力では全然配管が重くて持ち上がらないので、木の板を挟んで溶接しました。
このあと再度窒素を入れて耐圧しました。
そうするとなんと、他箇所から今度ものすごい窒素のガス漏れをしました。
元々の漏れ箇所を切って新しく配管を作って溶接したことで逃げ場を失った圧力が他の箇所に移った様で、大きく亀裂が入りもはや破裂でした。
人力で持ち上げても3cmほどしか上げらなかった配管が50cm近くも持ち上がってしまったのです。
私は破裂する瞬間すぐそばにいて、たまたま顔を後ろに向けた瞬間でした。
左肩と左こめかみ辺りを1mくらいの丸太にどつかれたくらいの強烈な痛みと爆風でした。
そこらじゅうでほんの微量に漏れていたと考えられ、たまたま大きな漏れ箇所を見つけた後に起きました。
配管が裂けているのが分かるかと思います。
この冷媒配管の真上に顔を向けていなかったことだけが本当に幸いでした。
このあと冷媒配管はすべてやり替えにしました。
窒素を張ってのガス漏れ検査で意図しない出来事が起こることを身に染みて実感しました。
3.7MPaくらいの圧力をかけてましたが、こういうケースは今までで初めてでしたし
本当にいつ何が起こるか分からないものだと思いました。
安全作業には普段からかなり気を配っていますが。
結果的にすべて修理して直したのですが、相当身を削って修理したなと思う一件でした。
ちなみに服3枚着込んでましたが、風圧でくらった左肩はアザができました。
ガス漏れ検査はとても大変な仕事なんですよ。
これからも浜松市を中心に空調機を直していきますので、何卒よろしくお願いいたします。