【浜松市】業務用エアコン修理の事例|狭所での30馬力ビル用マルチ

①依頼背景

浜松市の建物内に設置された業務用エアコン修理です。
今回は、30馬力ビル用マルチ空調機で、インバータ圧縮機の起動不良が発生し、修理のご依頼をいただきました。
この種の大型業務用空調設備は、停止が建物全体の快適性に影響を及ぼすため、原因の確実な切り分けと安定運転への復旧が求められる現場です。


②概要(場所・症状・対象設備)

【場所】 浜松市
【症状】 圧縮機の起動不良
【対象設備】 30馬力 ビル用マルチ空調機

対象機は重量・配管量が多く、さらに狭い隙間に設置されていたため、圧縮機交換作業としての難易度が非常に高い条件でした。


③診断(点検前の確認)

修理前の診断では、次の点を優先して整理しました。

  • 圧縮機の状態と異常履歴の確認
  • 配管まわり・周辺機器との干渉確認
  • 狭所での安全動線の確保
  • 冷媒回収・施工フローの事前設計

このように、設備全体の状況と施工計画を丁寧に整理して作業に入りました。


④原因特定(不具合の判断)

調査の結果、インバータ圧縮機の不良(起動不能状態)が主因と判断しました。
圧縮機は冷媒循環の中核であり、内部故障や制御側の影響が発生すると、運転不安定や起動不能として症状が現れます。
この判定を踏まえ、圧縮機交換を含む修理対応としました。


⑤修理方針(進め方)

修理方針は次のとおりです。

  • 冷媒を適正に回収
  • 圧縮機交換作業の工程設計
  • 溶接施工・再配管
  • 真空乾燥・冷媒充填
  • 運転確認・性能評価

この一連の流れを、安全と効率を両立させる段取りで進めることを重視しています。


⑥作業工程

  • 冷媒回収・安全措置
  • 圧縮機周辺配管の解体・アクセス確保
  • 圧縮機本体の取り外し
  • 新圧縮機の据付 → 溶接施工
  • 再配管・接続
  • 真空乾燥処理
  • 冷媒充填
  • 試運転・性能確認

この狭い隙間の間に冷媒配管が2本も入っているので、足の踏み場もないような状態でした。

とてつもなく狭い空間の中での圧縮機溶接、至難の業です。

⑦結果確認(作業完了)

圧縮機交換後は、真空乾燥と冷媒充填を経て試運転を実施し、正常な運転状態・冷媒循環の回復を確認しました。
狭小スペースでの施工でしたが、段取りと安全管理を徹底した結果、運転状態が安定した状態で復旧しています。


⑧判断ポイント・同様の症状でお困りの方へ

ビル用マルチ空調機の圧縮機起動不良は、単純な電装不具合とは限らず、圧縮機そのものの故障や配管・制御側の影響が絡む場合もあります。
以下のような症状がある場合は、早めの診断と対応が有効です。

  • 起動時にエラーが出る
  • 冷えない/能力低下がある
  • 異音・振動がある
  • 過去の点検データが不十分

浜松市周辺で、業務用・ビル用マルチ空調の修理・圧縮機交換対応でお困りの方は、現場状況を踏まえて段取りから対応します。