業務用エアコン(10馬力 天カセ)のA6異常|ファンモータ交換で修理完了した事例
浜松市内の施設で発生した、10馬力クラスの天井カセット型業務用エアコンの修理事例です。表示されたA6異常の原因を特定し、ファンモータの交換によって正常運転に復帰させました。同様の症状でお困りの施設担当者・管理会社の方の参考になれば幸いです。
案件概要
| 対応エリア | 浜松市 |
| 設備 | 業務用エアコン 10馬力 天井カセット型 |
| 症状 | A6異常(ファンモータ不良)の表示・運転停止 |
| 対応内容 | 原因診断 → ファンモータ交換 → 試運転確認 |
依頼のきっかけ
施設の担当者から「エアコンが動かない、エラーが出ている」という連絡をいただきました。表示されていたのはA6異常で、ファンモータ系の不具合を示すコードです。設備の稼働を止められない現場だったため、速やかに現地調査に入りました。
現地診断|原因の特定まで
A6異常は「ファン回転の異常検知」を示しますが、原因は一つとは限りません。モータ本体の焼損・断線だけでなく、制御基板の誤検知、ファン軸の固着、配線不良なども可能性としてあります。現地では次の順で確認しました。
- エラーコードの発生条件と頻度の確認
- 室内機の分解・内部目視点検
- ファンモータの通電確認・抵抗値測定
- 制御系・配線の状態確認
点検の結果、ファンモータ本体の回転不良(電気的・機械的劣化)が原因と確定しました。制御基板に問題はなく、モータ交換で解決できると判断しました。
この機種は比較的珍しい仕様で、内部構造の確認に慎重さが求められましたが、分解手順の見極めと安全動線の確保を先行させてから作業に入りました。
修理判断|なぜ交換か
ファンモータの劣化が確認された場合、「調整」や「応急処置」では再発のリスクが残ります。今回は部分交換ではなくモータ本体の新品交換を選択しました。理由は次のとおりです。
- 測定値から劣化が明確に確認されており、延命の見込みが低い
- 施設の性質上、再停止のリスクを残すべきでない
- 新品交換による根本解決が最も費用対効果が高い
修理か更新かの判断は、コードだけで決めません。設備の年数・使用状況・他部位の状態を踏まえて、お客様に対してもその根拠を説明しています。
作業工程
- 天井カセットのグリル・カバー取り外しと養生
- 室内機の分解・ファンモータへのアクセス確保
- 故障モータ・関連ブラケット・配線端子の取り外し
- 新品ファンモータの取り付け
- 配線・制御系の接続と固定確認
- 組み戻し・内部清掃







結果
試運転でA6異常の再表示はなく、風量・温度制御とも正常な挙動を確認して作業を完了しました。お客様には作業内容と確認結果をその場でご説明し、引き渡しています。
A6異常・ファンモータ不良の早期サインと対処の考え方
こんな症状があれば早めの点検を
- A6などのファン系エラーコードが表示される
- 風量が弱い・不安定・出たり止まったりする
- 運転中に異音(ガラガラ・カラカラ)がある
- 同じエラーで繰り返し停止している
- リモコンでは動いているのに室内の温度が変わらない
こうした症状を放置すると、最終的には運転停止に至ります。特に介護施設・医療施設・工場など「空調を止められない現場」では、兆候の段階で点検・修理判断を行うことがリスク管理として有効です。
また、「修理すべきか、更新すべきか」の判断は、設備の年数・冷媒種別・他部位の状態によって変わります。一概に「古いから更新」とも「まだ修理できる」とも言えないため、現場を見た上での判断が必要です。
京匠技研株式会社
浜松市を中心に業務用空調機の修理・更新・保守に対応しています。
「エラーコードが出ている」「風量が弱くなった」「修理か更新か判断してほしい」といったご相談を承っています。
まずは症状と設備の状況をお聞かせください。現場を確認した上で、明確にお答えします。

