浜松市で業務用エアコン修理|ダイキン10馬力エコジアスの冷媒漏れを熱交換器・圧縮機交換で復旧

依頼背景

浜松市にて、ダイキン工業製10馬力(10HP)エコジアスのご相談をいただきました。
症状は「冷えが弱い/安定しない」とのこと。稼働が止まると現場の環境に直結するため、原因を曖昧にせず、再発リスクまで見据えて切り分けを行いました。

概要(場所・症状・対象設備)

【場所】 浜松市
【対象設備】 ダイキン工業製 10HP エコジアス(室外機)
【症状】 冷房能力低下(冷えない・効きが悪い)
【判明した不具合】

  • 室外機のクロスフィン熱交換器から冷媒漏れ
  • 併せてインバータ圧縮機不良も確認

診断

まずは運転状態と現象を整理し、冷媒系統の状態を中心に確認しました。
「効きが悪い」という症状は、冷媒漏れ・熱交換器腐食・圧縮機能力低下など複数要因が絡むことが多いので、当て推量で進めると遠回りになります。
今回は、熱交換器側の漏れ所見が明確で、さらに圧縮機側も状態が良くないことが分かり、部分修理で引き延ばすよりも“確実に復旧させる”判断が必要なケースでした。

原因特定

原因は、室外機クロスフィン熱交換器からのガス漏れ
加えて、負荷がかかった状態が続いた影響もあり、インバータ圧縮機の不良も重なっていました。
この組み合わせは、どちらか一方だけ対応しても性能が戻りきらず、結果として再訪になることがあるため、同時に手を入れる方針が合理的です。

修理方針

  • 熱交換器(クロスフィン)交換により漏れを根絶
  • インバータ圧縮機交換により能力を確実に回復
  • 施工後は、窒素耐圧→真空引き→規定量充填→試運転データ確認まで一連で実施
  • 設置環境(室外機背面スペースが少ない)を踏まえ、分解・復旧手順を事前に組み立てて作業

作業工程

  1. 室外機ケーシング分解、外装・側板の取り外し
  2. 電装品を順に取り外し(復旧を見越してマーキング・整理)
  3. クロスフィン熱交換器の取り外し・新品熱交換器へ交換
  4. 圧縮機載せ替え(隔壁裏のインジェクション配管の取り回し含む)
  5. 窒素耐圧・漏れ確認(保持確認)
  6. 電装品復旧(基板周りはアクセス性が悪く、慎重に復旧)
  7. 真空引き、規定量冷媒充填
  8. 試運転・調整、運転データ確認(安定性の確認)

正直、このタイプは「交換しにくい構造」が重なり、時間も集中力も持っていかれます。
それでも最後に、きちんと冷えが戻り、運転が安定した瞬間に、お客様の表情がふっと緩む。あの安心した空気を見ると、こちらも報われます。

結果確認

  • 冷媒漏れの再現なし(耐圧保持・漏れ確認クリア)
  • 冷房運転が安定し、能力が回復
  • 試運転データも問題なく、引き渡し完了

判断ポイント

  • 「冷えない」は、冷媒漏れだけでなく圧縮機不良が併発していることがあるため、原因の切り分けが最重要です。
  • 設置状況(背面スペース不足)により、同じ交換作業でも難易度と工数が大きく変わります。事前の段取りで結果が決まります。
  • 同様に、業務用エアコンの効きが悪い/冷えない/ガス漏れが疑わしいといった症状でお困りの方は、原因を“根拠付き”で整理した上で、修理か更新かも含めて最適解をご提案します。