浜松市 5馬力パッケージエアコン更新工事(漏電ブレーカー作動/圧縮機絶縁不良)三菱電機→ダイキンへ
① 依頼背景
浜松市内の事務所にて、空調を動かすと漏電ブレーカー(漏電遮断器)が作動し、運転が止まってしまうとのご相談をいただきました。
業務中に空調が止まるのは、快適性だけでなく仕事の段取りにも直結するため、こちらも自然と気が引き締まる症状です。
② 概要(場所・症状・設備)
【場所】 浜松市/事務所
【症状】 運転時に漏電ブレーカーが落ちる
【対象設備】 5馬力 パッケージエアコン(既設:三菱)
【ご要望】 更新に合わせて、室内機を「少し右へ」寄せたい
③ 診断(一次診断・確認項目)
漏電遮断器が作動する場合、原因が「配線・基板・ヒーター系」なのか、「圧縮機など重負荷側」なのかで判断が大きく変わります。
今回は以下の流れで切り分けを行いました。
- 電装部の目視点検(焦げ・発熱痕・浸水痕の有無)
- 絶縁状態の確認(漏電要因の切り分け)
- 室外機側を中心に、負荷がかかるタイミングでの挙動確認
表に出るのは「ブレーカーが落ちる」という結果だけですが、裏側の原因を外すと復旧しても再発するため、ここは丁寧に潰していきます。
④ 原因特定
点検の結果、室外機の圧縮機(コンプレッサー)に絶縁不良が確認でき、漏電ブレーカー作動の主因と判断しました。
この系統の不良は「一時的に動いた」ように見えても、条件が揃うと再発しやすく、結果として停止と復旧を繰り返してしまうのが厄介なところです。
⑤ 修理方針(更新判断の理由)
今回は、原因が圧縮機側にあること、そして安定運用を優先することから、**機器更新(入替)**で進めました。
- まず「なぜ落ちるのか」を確実に掴む
- 更新後に再発要素が残らない構成にする
- 既設冷媒配管の流用可否を確認し、現場条件に合わせて最適化
- 併せて、室内機位置を少し右へ調整(使い勝手の改善)
更新工事は“ただ入替える”だけではなく、使う人のストレスが減る方向に寄せられるかが職人の腕の見せどころだと思っています。
⑥ 作業工程
- 事前養生、搬入出動線の確保
- 既設機器(室内機・室外機)の撤去
- 新機器(ダイキン エコジアス)据付
- 室内機位置の微調整(ご要望反映)
- 冷媒配管 延長(約20m)
- 配管の保温・保護(テープ巻き仕上げ)
- 電源・制御配線の接続、結線確認
- 真空引き、漏れなきこと確認
- 試運転、運転データ確認
配管を約20m延長する作業は、取り回しと納まりで一気に難易度が上がります。見えない部分ほど仕上がりの差が出るので、ここは特に神経を使いました。





⑦ 結果確認(復旧確認・運転チェック)
更新後、試運転を実施し、以下を確認して作業完了としました。
- 漏電ブレーカーが作動しないこと
- 異音・異常振動・異常停止がないこと
- 冷暖房運転の立ち上がり、安定運転の確認
- 施工部(配管・配線・保温)の最終点検
最後に「これで安心して使えますね」とお客様の表情が和らいだ瞬間、こちらもようやく肩の力が抜けました。
⑧ 判断ポイント(同様の症状でお困りの方へ)
漏電ブレーカーが落ちる症状は、原因が一つとは限りません。ですが、次のような状況は要注意です。
- 運転を開始すると落ちる/一定時間で落ちる
- 一度復旧しても、条件が揃うと再発する
- 点検しても「原因がはっきりしない」と言われて長引いている
京匠技研では、現地での切り分け(電装・負荷側)から、修理か更新かの判断まで根拠を揃えて整理し、最短で“止まらない状態”へ持っていきます。浜松市周辺で同様の症状にお困りの方は、状況だけでもお聞かせください。

