業務用エアコン更新工事|RC造2階建てテナントにて8馬力トリプルマルチ入替及び天井補修|浜松市
依頼背景
今回ご依頼いただいたのは、RC造2階建てテナントの事務所内に設置された業務用エアコン更新工事です。
もともとは暖房不調がきっかけで点検のご依頼をいただきました。
事務所内が十分に暖まらず、冬場の執務環境に支障が出ている状況でした。
お客様からは、
「とにかく事務所内が寒く、できるだけ早く改善したい」
という強いご要望をいただき、現地確認から最短納期で段取りを組み、更新工事を実施する流れとなりました。
設備概要
今回更新した設備は、8馬力のトリプルマルチエアコンです。
- テナント:RC造2階建て
- 用途:事務所
- 室内機:FHGP80FB ×3台
- 室外機:RSRP224C
- シリーズ:FIVE STAR
- 天井材:ソーラトン
- 天井高:約3m
既存機と新設機では室内機の寸法差があり、新規室内機の方が既存より約600mm小さくなるため、単純な入替では納まりませんでした。
そのため今回は、空調更新とあわせて天井補修工事も必要となる現場でした。
故障診断
現地で暖房不調の原因調査を行った結果、圧縮機の起動不良が確認されました。
空調設備はすでに30年近く経過しており、経年劣化による主要部品の消耗が進んでいる状態でした。
この年式になると、一時的に修理で復旧できたとしても、今後は別箇所で不具合が発生する可能性が高く、安定稼働という観点ではリスクが大きくなります。
単なる目先の復旧ではなく、今後の使用環境も見据えた判断が必要なタイミングでした。
更新方針
今回の現場では、暖房不調の早期改善と短期間での施工完了が重要なポイントでした。
お客様は土日休みの会社様であったため、営業への影響を最小限に抑えるために工程を分けて対応しました。
- 金曜日:室外機のみ冷媒回収、室外機側冷媒配管の縁切り
- 土曜日:室内機3台の入替、室外機更新、天井補修、気密検査、試運転調整
このように事前作業を金曜日に済ませることで、土曜日1日で本工事を完結できる体制を整えました。
現場ではスピードだけでなく、事務所内での施工となるため、養生の徹底と仕上がり品質にも重点を置いて進めました。
作業工程
まず金曜日に、既設室外機の冷媒回収を実施し、あわせて室外機側冷媒配管の縁切りを行いました。
これにより、本工事当日の作業負担を軽減し、土曜日1日で完了できる工程を確保しました。
土曜日は朝から事務所内の養生を徹底したうえで、既設室内機3台の撤去、新設室内機3台の据付、室外機の更新を進めました。
今回の現場では、既設室内機と新設室内機の寸法差により、約600mm分の開口差が生じるため、空調工事と並行してソーラトン天井の補修を実施しました。
天井高が約3mあるため、見上げた際の納まりや違和感にも配慮しながら仕上げています。
冷媒配管接続後は、窒素を用いた気密検査を実施し、漏れがないことを確認。
その後、真空乾燥・冷媒系統の確認を行い、最後に試運転調整まで実施しました。
限られた時間の中でも、工程を急ぐだけでなく、空調設備として必要な基本確認を一つずつ確実に行い、施工品質を担保しています。
結果確認
工事完了後、試運転調整にて正常運転を確認しました。
- 暖房運転の立ち上がり確認
- 各室内機の運転状態確認
- 冷媒系統の気密確認
- 更新後の全体動作確認
- 天井補修部の納まり確認
お客様が特に気にされていた事務所内の寒さについても改善が見込める状態となり、短期間で空調環境を立て直すことができました。
土日休みの会社様でしたので、営業日に大きく影響させることなく、計画通りに更新工事を完了できたことも今回の大きな成果です。
更新前の空調機




工事前日の冷媒回収

更新工事 作業風景































窒素加圧気密検査




更新後の空調機




総評
今回の工事は、暖房不調への迅速な対応と、短工期の中での確実な更新施工が求められる現場でした。
単なる入替ではなく、室内機寸法差による天井補修まで含めた総合対応が必要であり、設備更新の技術力だけでなく、工程管理と仕上がりへの配慮も重要な案件でした。
金曜日に事前作業を行い、土曜日1日で本工事から試運転まで完了させたことで、お客様の業務影響を最小限に抑えながら、空調環境の改善に繋げることができました。
今後も京匠技研株式会社では、修理・更新・保守のそれぞれにおいて、現場ごとに最適な提案と確実な施工を心がけてまいります。

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