【浜松市】機械工場事務所の空調機修理|4台マルチの1台が冷えない事例
浜松市内の機械工場 事務所様より、
「運転はするが、4台あるうち1台だけ冷房が弱い」とのご相談をいただき、現地で点検・修理対応を行いました。
今回のような症状は、単純な冷媒不足だけでは説明がつかないことがあり、流量制御や制御部の不具合まで視野に入れる必要がある事例です。
実際の現場で何が起きていたのかを、詳しくまとめました。
ご依頼内容と対象設備
【依頼内容】
・運転はしているが、4台あるうち1台だけ冷房が弱い
【対象設備】
・ダイキン製 マルチエアコン
・天井カセット形 4馬力 × 4台
【初期症状】
・全体は稼働しているが、1台だけ冷えが弱い
・吹出し温度にばらつき(7℃~23℃)
調査・診断内容
現地に到着後、事務所担当者から状況を伺い、まずは吹き出し温度の測定から始めました。
測定の結果、4台のうち1台が7℃〜23℃と大きくばらついた冷却状態になっていました。
このようなムラは冷媒だけでは説明がつかず、電子膨張弁の動作と流量制御に原因がある可能性を疑い、内部制御系まで含めて詳細な点検を進めています。

室内機を分解した状態です。
このタイプは縦基板で最近の天カセと比べてかなり修理が難しいです。



実際の作業と発見
室内機を分解していくと、
この機種特有の縦基板構造が顔を出しました。
最近の天カセと比べて内部アクセスが難しく、
作業者としては「もうちょっとメンテナンス性を考えてほしい」と感じる構造です。
黒い部品が、いわゆる電子膨張弁の駆動部になります。
この位置・形状のため、取り外しも取り付けも大変で、
場合によっては1時間以上かかることも珍しくありません。
部品を取り外して状態を確認したところ、
駆動部が正常に開閉していないことが判明しました。
基板側から最大パルス指示を出しても弁が全開にならず、
冷媒循環量が不足していたことが冷えムラの原因です。
修理と復旧
不良が確認された電子膨張弁の駆動部を交換し、
部品の取り付け・基板への接続を丁寧に行いました。
すべて復旧した後、試運転での動作確認を実施。
結果として、該当の室内機は安定した冷房状態に戻り、
吹出し温度も他のユニットと同程度に改善しています。
こういう症状のときに考えるべきこと
4台のうち一台だけ冷えが弱い場合、
冷媒不足やガス漏れだけでなく、
流量制御系(電子膨張弁や駆動部)の動作不良を疑う必要があります。
単純にガスを足せば一時的に改善することもありますが、
根本原因が制御部にあると、同じ症状を繰り返すリスクが高くなります。
京匠技研では、温度ムラや運転データを確認し、
必要な部分だけを的確に診断・修理する方法を取っています。
ご相談について
浜松市周辺で
・冷房にムラがある
・特定のユニットだけ効かない
・流量制御・電子膨張弁が怪しい
といった症状でお困りの場合は、
現地状況を確認したうえで原因の切り分けから対応しています。
状況整理からお気軽にご相談ください。

