【浜松市の医療施設|空調設備工事】業務用エアコン更新と個室空調方式変更を含む約1ヶ月の設備改修工事事例
① 依頼背景
浜松市の医療施設にて、老朽化した業務用エアコンの更新工事を含む空調設備改修のご依頼をいただきました。
診療・入院環境を維持したまま工事を進める必要があり、単なる機器入替ではなく、施設全体の運用を考慮した設備工事として計画を立てる案件となりました。
② 概要(場所・工事範囲・設備構成)
【場所】浜松市 医療施設
【工事内容】業務用エアコン更新工事+個室系統の空調方式変更
【対象】業務用空調設備および個室空調設備
主要エリアでは業務用エアコンの更新を行い、個室系統では既設設備の状態を踏まえて方式変更を含めた更新対応を実施しています。
③ 個室系統の設備状態と更新判断
共用部エリアでは、業務用エアコンの更新や移設、廊下に新設工事もありました。
個室エリアでは、既設のビル用マルチエアコンが18馬力構成の計11部屋+共用部となっていましたが、そのうち10馬力分の圧縮機が故障し、片肺運転の状態で使用されていました。
応急的に運転は可能でしたが、残り系統への負荷が大きく、突然の全面停止リスクを抱えた状態であったため、今回の設備更新工事に合わせて方式変更を含めた更新計画としています。
各個室は、ビル用マルチエアコンからルームエアコンに仕様変更のため冷媒配管・ドレン配管・電線全てにおいて新規で工事しております。
④ 施工条件と現場調整(運営継続・粉塵対策)
医療施設での工事となるため、施設の運営を止めることなく施工を進めることが大前提となりました。
特にオペ(手術)が行われる日は、作業音や振動が診療行為に支障をきたす可能性があるため、該当日は音の出る作業をすべて避け、工程を入れ替える形で施工計画を調整しています。
また、粉塵対策についても徹底しており、作業エリアおよび搬入経路はすべて養生で覆い、天井内作業時も周囲に粉塵が広がらないよう区画管理を実施しました。
共用部や患者動線への影響を最小限に抑え、診療環境を維持したまま工事を進めています。
設備工事としての技術だけでなく、施設運営と両立させる工程管理と安全配慮が求められる現場であったことも、本工事の大きな特徴です。
⑤ 工事方針(設備工事としての進め方)
本工事は、建築工程とも連携しながら進める空調設備工事としての更新工事となりました。
方針は以下の通りです。
・業務用エアコン更新を主軸とした空調能力の確保
・個室系統は方式変更により安定運用構成へ移行
・建築・内装工程と干渉しない施工順序の徹底
・仕上がりとメンテナンス性を両立した配管施工
更新後の運用まで見据えた設備構成で工事を進めています。
⑥ 作業工程
工事期間中も通常運営が継続されていたため、診療スケジュールと作業内容を日単位で調整しながら施工を進めました。
- 既設業務用空調機の冷媒回収及び撤去
- 新規業務用空調機の更新設置
- 個室系統ビル用マルチ設備の撤去
- 足場設置・壁面吊り架台施工
- 室外機搬入・固定
- 冷媒配管・ドレン配管の隠ぺい施工
- 各室内機設置・電源接続
- 真空乾燥・冷媒開放・全系統試運転
写真は一部抜粋し掲載しております。



























台数が多く配管経路も複雑なため、1室ずつ確実に仕上げながら全体工程を管理する進め方を採用しました。
⑦ 結果確認
更新後は、業務用エアコンの能力・制御ともに安定し、施設全体の空調性能が回復しました。
個室系統についても、各室独立運転となったことで、万一の故障時でも影響範囲を限定できる構成となり、運用面での安心感が大きく向上しています。
また、もともと別箇所に設置されていたダイキン製 ecoZEAS と比較して、今回導入した FIVE STAR は運転開始から室温が立ち上がるまでのスピードが明らかに早いとのご評価をいただきました。
実際の使用環境で違いを体感いただけた点は、設備更新としても非常に良い結果だったと考えています。
工事期間中に診療やオペを止めることなく完了できた点についても、施設側から高い評価をいただきました。
⑧ 判断ポイント・CTA
医療施設の空調設備工事では、設備単体の更新だけでなく、運営を止めずに施工できる工程計画と現場管理能力が重要になります。
老朽化した業務用エアコンの更新や、設備方式の見直しを伴う改修工事では、現場条件に合わせた施工計画が仕上がりとトラブル防止に直結します。
同様に、診療・操業を止めずに空調設備工事や業務用エアコンの更新をご検討の施設様は、現地状況を踏まえた施工計画をご提案しますので、お気軽にご相談ください。

