顧客第一主義
言葉はよく聞くけど、これを“都合のいい言葉”にしてる会社も多いと思う。
私が思う顧客第一主義は、迎合ではない。
何でも言いなりになることでもない。
ましてや、無理をしてでも合わせることでもない。
顧客第一主義は、もっとシンプルで、もっと厳しい。
相手の立場に立って、必要なことを、必要な形で、誠実に届ける。
これだけだと思う。
そのためには、まず「理解」がいる。
相手が本当に困っているのは何か。
何を不安に思っているのか。
何を優先したいのか。
ここを外すと、いくら頑張ってもズレる。
次に「説明」がいる。
できること、できないこと。
やるなら何が変わるか。
やらないなら何が残るか。
曖昧にして丸く収めるのは簡単だけど、後で必ず揉める。
顧客第一主義って、気持ちよく聞こえる返事をすることではない。
納得できる判断材料を渡すことだと私は思う。
そして最後に「責任」がいる。
うまくいった時は誰でも言える。
問題が起きた時、都合が悪い時、逃げずに向き合えるか。
ここで品格が出る。
黙る、濁す、他人のせいにする。
これをやった瞬間、顧客第一主義は看板だけになる。
私は、顧客第一主義を“自分が得をするためのスローガン”にしない。
相手を大事に扱う。
約束を軽く扱わない。
言葉と態度を整える。
そういう当たり前を積み重ねることが、結局いちばん強い。
顧客第一主義は、やさしい言葉ではない。
誠実さを継続する覚悟だと思っている。

