【浜松市|空調機 保守点検】50台の業務用エアコン運転データ点検と保全提案の実例
① 依頼背景
浜松市内の介護施設様より、業務用空調機の保守点検をご依頼いただきました。
対象は施設内に設置されている空調機50台。現時点で大きな故障は出ていないものの、今後の安定運用と突発停止の予防を目的とした点検です。
修理ありきではなく、現状を正確に把握し、今後の判断材料を揃えるための点検として対応しました。
② 概要(場所・対象・内容)
【場所】静岡県浜松市
【対象】業務用空調機 50台
【内容】運転データ測定・状態確認・保全評価
本件は単体機ではなく、複数台をまとめて評価する保守点検で、設備全体の状態を俯瞰して把握することが目的です。
③ 点検内容
点検では、各空調機の運転状態を数値で確認しました。
運転電圧・運転電流、冷媒圧力、高低圧のバランス、吸入管・吐出管の温度などを実測し、機器ごとの状態を比較しています。
感覚的な判断ではなく、データを基準に状態を評価することで、異常の兆候を見逃さないようにしています。
④ 現地確認と診断
数値確認に加え、機器周辺の状態も確認しました。
室外機内部の汚れや付着物、熱交換器の状態、配線や端子部の外観などをチェックし、将来的なトラブルにつながる要因がないかを確認しています。
過去に洗浄を実施した機器については、洗浄後の状態変化や運転データの推移もあわせて確認しました。
⑤ 判断と評価
ダイキンPCチェッカーを使用し1台ずつデータを採取。
今回の点検では、直ちに修理が必要な機器はありませんでした。
ただし、数値のばらつきや経年による変化が見られる機器については、今後注意して経過を見ていく必要があると判断しています。
「異常ではないが、正常とも言い切れない」状態を把握できたことが、今回の点検の大きな意味です。
⑥ 保全方針
点検結果をもとに、今後の保全方針について整理しました。
定期的な運転データの取得、法定点検の実施時期、洗浄や整備を行う目安などを共有し、計画的な保全につなげています。
故障してから対応するのではなく、状態を見ながら手を打つことが、設備を長く使うための基本です。



⑦ 作業結果
今回の保守点検により、施設全体の空調機の状態を数値と実機確認の両面から把握することができました。
現状の把握と、今後の判断材料が揃ったことで、突発停止のリスクを抑えた運用が可能な状態です。
⑧ 判断ポイント
業務用空調機は、異常が表に出た時点で内部劣化が進行しているケースも少なくありません。
だからこそ、問題が起きていない段階で状態を確認しておくことが重要です。
複数台の空調機を使用している施設や工場で、保守点検や予防保全をご検討の際は、現場の状況に合わせた点検と評価を行いますので、お気軽にご相談ください。

