【磐田市|空調機修理】10馬力パッケージエアコンの暖房不調を温度センサ診断で改善した修理事例
① 依頼背景
磐田市の工場にて空調機修理を実施しました。
今回は、10馬力パッケージエアコンが暖房運転をしても暖かくならないとのご相談をいただきました。
暖房不調は冬季の快適性・利用者満足に直結するため、正常運転状態への復旧を最優先に点検と修理対応を進めました。
② 概要(場所・症状・設備)
【場所】静岡県磐田市
【症状】暖房運転しても暖まらない
【対象設備】10馬力 パッケージエアコン
通常のチェックだけでは明確な不具合点が見えづらく、複数データを組み合わせる診断手法が必要な案件でした。
③ 診断(現地確認と数値の比較)
現地ではまず、ガス圧の確認・ガス漏れ有無のチェック・各種センサ値の実測を行いました。
ガス圧は良好で、ガス漏れらしい兆候も認めませんでした。次に、運転中のサーミスタ(温度センサ)による検出値と実際の吐出管温度の整合性を確認したところ、検出値が高く表示されており、制御側が保護制御に入りやすい条件になっていました。
④ 原因特定
調査の結果、吐出管温度検出の誤差が制御側の保護動作を誘発していることが判明しました。
センサが拾う値と実際の温度が一致せず、正常な暖房動作を継続できない制御挙動に入ってしまう“ハマるパターン”と判断しました。
⑤ 修理方針
本件の修理方針は以下のとおりです:
- 温度センサ周辺の点検と判定
- 異常値を拾っている可能性のある部品の交換
- 制御ロジックとの整合性確認
- 試運転による暖房性能の再評価
センサ値と実温度のズレが継続すると、保護制御が断続的に入り不安定運転になるため、確実な原因部品の改善が必要でした。
⑥ 作業工程
- 暖房運転状態での初期データ取得
- 吐出管温度とサーミスタ値の比較
- 異常値指標箇所の絞り込み
- 該当部品の交換作業
- 部品交換後の配線/接続チェック
- 暖房運転での動作確認
部品交換においては、センサ・基板・検出ロジックに関係する部位を中心に確認・交換しました。


⑦ 結果確認
部品交換後に再度暖房運転を実施したところ、正常な吐出温度を安定して確認でき、暖房能力が回復しました。
運転継続中に保護制御が入り続けるような状況も解消され、快適な温風供給が得られる状態へ復旧しました。
⑧ 判断ポイント
暖房不調は、ガス圧や漏れだけでなく、センサ値と実温度との整合性のズレが原因となるケースがあります。
こうした“見かけ上正常だが制御側で制御が動く”パターンは、数値を基にした丁寧な切り分けが必要です。
同様の暖房能力低下・制御異常でお困りの方は、現場データをもとに診断・修理対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

