浜松市にて8馬力パッケージエアコン更新工事|冷媒漏れで冷暖房が効かない(ダイキン・塩害仕様)
① 依頼背景
浜松市の施設にて、業務用パッケージエアコンの更新工事をご依頼いただきました。
「冷暖房が効かない」と聞いた時点で、この現場は運転再開だけでは済まない可能性が高いと感じ、まずは状況の整理から入っています。
現場の温度感としても、日常の快適さが崩れると不安が一気に増えるので、ここは急いであげたいところでした。
② 概要(場所・症状・対象設備)
- 【場所】浜松市 施設
- 【症状】冷暖房が効かない(能力低下)
- 【対象設備】ダイキン工業製 パッケージエアコン
- 天井埋込2方向吹出 4馬力×2台
- 室外機:8馬力相当
設備の規模感的にも、効かない期間が長引くほど現場側のストレスが増えるため、工程は最短で組む前提で検討しました。
③ 診断
現地で運転状況と外観、配管まわりの状態を確認し、冷媒系統の異常を疑って点検を進めました。
「効かない」の一言でも原因は複数ありますが、今回の反応は“冷媒量不足”の症状に寄っていたため、判断を急がず根拠を積み上げる形で切り分けています。
焦って結論を出すより、ここで外すほうが後が苦しくなるので、静かに詰める時間です。
④ 原因特定
室外機側で冷媒漏れが確認でき、これが冷暖房不良の主因と判断しました。
補修で延命できるケースもありますが、今回は使用状況と今後の安定稼働を考えると、更新のほうが合理的だと結論づけています。
“直す”だけでなく“止まらない状態に戻す”ことが、結果的に一番お客様のためになります。
⑤ 更新方針(工事の考え方)
- 冷媒漏れ起因のため、**機器更新(入替)**を前提に計画
- 搬出入は安全最優先で、**アッパー(揚重)**を使用して1台ずつ確実に対応
- 設置条件を踏まえ、室外機は塩害仕様を選定(腐食リスクの低減を優先)
- パネル寸法変更に伴う天井開口・石膏ボード補修も同時に実施
重量物の更新は、早さよりも「事故ゼロで、後戻りゼロ」が正解なので、段取りに一番時間をかけています。
⑥ 作業工程
- 既設機の養生・周辺保護、搬出入動線の確保
- 既設室内機の撤去(アッパー使用、1台ずつ安全に降ろし)
- 新設室内機の搬入・吊込み(水平・芯出しを調整)
- パネル寸法変更に伴う天井開口の調整、石膏ボード補修
- 既設室外機の撤去 → 新設室外機(塩害仕様)の据付
- 冷媒回収〜真空引き〜規定量充填、漏れ・運転状態の確認
- 仕上げ清掃、試運転データ確認、引き渡し
天井裏の開口調整は、数字上は少しの差でも現場では地味に手がかかります。粉まみれになりながら寸法を追い込んだ分、最後にパネルがきれいに収まった瞬間は正直ホッとしました。








⑦ 結果確認
更新後、冷暖房の立ち上がりと運転データを確認し、安定運転を確認したうえで作業完了としました。
最後に担当の方が「これでやっと安心して使える」と表情が緩んだのを見て、こちらも肩の荷が下りる感覚がありました。
設備は止まらないことが一番の価値なので、そこまで戻せて初めて“完了”です。
⑧ 判断ポイント・ご相談の目安
- 「効きが悪い」「冷暖房が追いつかない」が続く場合、冷媒系統の異常が隠れていることがあります
- 室外機側の腐食環境(海風・潮気)がある現場では、更新時に仕様選定まで含めて検討したほうが結果的に長持ちします
- 更新は“入替だけ”ではなく、開口・搬出入・安全管理まで含めて品質が出ます
同様の症状でお困りの方は、現地状況を伺ったうえで「修理でいけるのか/更新が妥当か」を根拠付きで整理しますので、お気軽にご相談ください。

