苦手なことと向き合う

苦手なことって、放っておくと消えない。
むしろ、静かに大きくなる。

避けても生活は回る。
逃げても仕事は進む。
だからこそ厄介だったりする。
気づいた時には、苦手が“壁”になっている。

意識的に苦手と向き合う。
最近、そう決めている。

向き合うと言っても、気合いで潰す話ではない。
得意に変える必要もない。
ただ、逃げ癖を放置しない。
それだけのこと。

苦手なものには、だいたい理由がある。
できない経験。
恥をかいた経験。
失敗した記憶。
嫌な思いをした場面。
自分の中で、どこか引っかかったままの感情。

だから苦手になる。
そして、苦手なまま放置される。

でも、苦手を苦手のままにしておくと、
いざ必要な時に自分が困る。
人に任せるしかなくなる。
選択肢が減る。

それは結局、自由が減るということだと思う。

向き合う時に大事なのは、いきなり大きくやらないこと。
一気に克服しようとしない。
小さく刻む。

例えば、
「今日はこれだけやる」
「ここまで出来たら十分」
「一回だけやって終わる」

この“少しだけ”を積む。
苦手は、根性よりも慣れで薄くなる。

それともう一つ。
苦手に向き合う時ほど、自分に嘘をつかない。
逃げたなら、逃げたと認める。
怖かったなら、怖かったと認める。
その上で、次は一歩だけ前に出る。

意識的に苦手と向き合う。
それは、強く見せるためではない。
格好つけるためでもない。

明日の自分の選択肢を増やすため。
自由を広げるため。

今日も、苦手から目を逸らさない。
一歩だけでいいから、前に出る。